<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 入学式の後に部活。

 まあ、顧問は今年も変わらないし。

 だけど、入学式の片づけ手伝われそう。

 桜が学校に着いたときは、保護者が少しずつ出ていた。

 今年の一年生はどうなんだろう。

 ちょっと不安を感じる。

 生意気じゃなければいいんだけどね。


 いろいろ考えていたその時、


――あれって・・・?――

 昇降口から一年生が出ている。

 その一角に、見覚えのある男の子がいる。

 あいつに似ている。

 何となく似ている。

 もしや・・・。



 

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