<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 今度は、時々アタックしてレシーブ。

「はい。」
「はい。」

 バシーン~♪
 
 ボールをたたく音が、体育館中に響く。
 
 急激にボールが落ちる。

 暖姫これはとるの難しいよ。

 一生懸命かがむが、ボールが床に着くのが早かった。


「ごめん!」

 さらりと桜が謝って。

「大丈夫、もう一回。」

 暖姫がボール取って。

「はい、一、二。」

 すぐ平常通り。


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