<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 最初に直接声かけられてから、どれだけ経ったのだろう。

 今はいやな梅雨。

 屋内にいると、余計じめじめ感を感じる。

 今は昼休み。

 桜は一人、廊下を歩いている。

 ちょっと先生に用事があってね。


 
 無事用事を済まして、階段を上っていたら・・・。

 どどどどど~♪

 こんな季節でも、平気で追いかけっこ。

 行きも追いかけっこしている男の子とすれ違った。

 汗をうっすらかいていた子がいたな。

 疲れないのだろうか。

 やっている本人たちに聞かなきゃ、分からないけどね。



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