<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 階段の一番下から、踊り場に着いた。

 一歩、二歩と歩いたらあれ?

 海翔?

 また追いかけっこしているのか。

 ここは知らない人だと思ってすれ違う。
 そうしよう。


 踊り場で海翔とすれ違った。

 あれ?
 珍しく声かけない。

 いつもなら一声かけて、桜が無視してっという構造なのに。

 これで安心と思ったら・・・。

 海翔は急に止まり、二階の方へ走り出す。
 下から鬼が来たのかなっと考えたが・・・。
 



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