<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 それからの桜と海翔と言えば・・・。

 海翔はさすがに、桜に対してちょっかいを出さなくなった。

 しかし、すれ違うたびに声かける。

 だけど、桜は無視する。

 答えたのない。

 いや、一回だけあったな。


「檀はこの学校に入りますか。」

 あれは二月の話かな。

 さすがにこれは、

「檀は私立に受かった。」

 ぶっきらぼうに答えたな。

 関係は崩壊した。

 戻ることができるのか?


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