<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 学校に着いた。

 校門はとっくに開いていて、体育館も開いている。


 
――希欧いるかな?――

 なんだかすっきりしない気持ちを抱えながら、靴をそろえ体育館に入る。

 靴下だけだと、体育館の床は少し冷たい。

 ダッシュで部室へ。


 
 がらっ~♪

「おはようございます。」

「おはよう。」

 今は桜たちの後輩にかまっている暇はない。

 希欧の姿は・・・ないようだ。

 希欧の身に何かあったのか?

 う~ん・・・。





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