<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
「お願いだから、檀のランドセルを探して。」

 桜は友篤に向かってこう言い、また探し始める。

 友篤は何が何だか、半分分かっていない。

 でも、今聞いていたら・・・

「もう、とも(友篤)、いいから探して。」

 檀の言葉が追い打ちをかける。

 仕方なく、入口の方を探し始めた。


 シーソーの近くにある木の周辺を探そうとしたら、

「桜、ここら辺は俺らが捜すから、あっち探してほしい。」

 海翔と美紫依が捜すっと言う。

「分かった。」

 っと言って、海翔の言われたところを探そうとした。

「川江、おい、木に登るなよ。」
「だって、木の上にあるかもしれないし。」

 
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