<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 今度は腕をつかまれる。

 そして手がおなかに回り・・・。

「こうなるのよ。」

 心臓付近が発信源の電流が流れる。

「きゃあ~~~~~~!」

「桜!」

 この声はもしや??


 近くに寄ってくる。
 よく見ると、海翔だ。間違いない。

「やめろ!」

 男は桜とともに逃げようとする。

 しかし、海翔のほうが有利。

 すぐに追いついて、二人を引きはがそうとする。

「はなせ、はなせ!」

 男の腕にパンチしたり、足をけったりする。


 
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