<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
「あなただよね。被害受けたのは。」

 目の前に婦人警察官が立っている。

 たぶん、桜のことか。

「はい。」

 だいぶ現実に戻っている。


「とにかく連絡先を教えて、今日は帰っていいよ。」

 紙に名前と連絡先を書いて。

「はい、ありがとう。
 あと、私の名前は・・・。」

 名刺も渡された。

「気を付けて帰ってね。」

 桜は荷物を見つけて家へ向かう。

 桜が歩いていたら、自転車に乗って海翔が。

 たぶん、自転車に乗って塾かなんかに行ってたんだね。



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