<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 さあ朝が来たぞ。

 朝練がある日と同じ時間に、目覚ましが鳴る。

 最初目覚ましがなった時、まだ寝たいと思った。

 しかし、すぐに気付いて起きる。

 檀の様子を見に行くんだ。


 
 ぱっぱと身支度をして・・・。

「いってきま~す。」

 ゆっくり朝ご飯を食べている檀。

 二人の母は大忙し。

 父は会社に行っている。

 挨拶しても、返す人はいない。

 だけど、そんなの気にせず中学に向かって歩く。




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