<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 仲良くなって、その子をいじめる。

 そんなのできるか?

 桜にはできない。だけど、海翔たちはできる。

 ただ疑問に思うばかりだ。

 今度は檀をいじめているかもしれない・・・。

 もし、檀をいじめていたら――

 許すわけがない!


 いろいろ考えていたら、あの公園に着いていた。

 砂場に、遊具がちらほやと。

 どこにでもあるような、児童公園だ。

 朝の七時半近く。

 もし、本当に朝練があったら、今頃は始まっていたのだろう。



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