<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 三人は桜がいることにびっくりする。

 しかし、今はそれどころではない。

「誰かを呼んで。」

 桜が強い口調言ったから、周りの子は一瞬ひるむ。

 さあ、いきなり言われた三人はどう動けばいいか、パニックパニック。

 
――いきなり言われても・・・。――

 戸惑いかけたそんな時。


「大丈夫か?」

 この近くに住んでいるおばさんなのか。

 美雪に近づき。

「どうして倒れているの?」
「階段から落ちたんです。」

 今度は桜は淡々とした口調。

 それで、おばさんの顔は青ざめた。


 
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