<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 その後、檀や麗羅達ら五年生に事情聴取。

 そしたら、海翔と麗羅たちとは正反対のことを言った。

『海翔君が走った。』

 先生たちはもう震える。

 追い打ちをかけるように、檀に対するいじめを語る。

 もちろん、檀自身いじめを話したくなかった。

 でも、仕方なかった。


 ランドセルが消えたことから始まって・・・。

 姉、桜にも火が移る。

 一度止まっても、今度は檀へと移った。

 美雪が入学して一週間ぐらい経ってから、再び始まった。

 今度は、以前より過激に。

 班長として禁止されていること。

 “走る”

 それをやり始めた。


 
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