<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 桜の時は、加担していなかったらしい。

 むしろ、海翔と美紫依のことが許せなかった。

 しかし、学年が上がって二人に脅されて、檀のいじめに加担してしまった。

 桜は半分安堵した。

 だけど、檀は麗羅に裏切られたことがショックみたい。

 二日三日、食べられなかったくらい。


 まあ、今は檀はぴんぴん元気だけどね。

 とにかく、この事件の衝撃はこれだけでは終わらない。


 これらを知った学校はもう大変。

 毎日のように海翔と美紫依を呼び出す。

 それでも、真実を認めない。

 美雪も、他の班の子も呼び出しても、とにかく海翔が走ったことを認める。

 学校が、どんだけ

『他の子は認めている。』

 っと言っても、認めない。


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