歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
あ…このシチュエーションは!

前に、慶が送ってくれた時と同じだ…!




「け、慶も入って!コーヒーくらい飲んで行ってよ!!本当に、変な意味じゃなくて……!」

「うん、そのつもり。」

「……え?」


「早く開けろよ。風邪ひいて、喉やられたら大変だぞ?」

「え……あ、ハイ…」


私は鍵を出し、急いで玄関の鍵を開けた。





ガチャ…


「…どうぞ〜」

「おじゃましまーす…」


『『にゃあ〜お』』


ちゃわんとおわんが、玄関まで走って来る。




「お。お前ら元気だったか?」


二匹を抱き上げる慶。




「そっか。慶、ちゃわんとおわんに会うの久しぶりだよね〜」

「本当だぜ。誰かさんがグズってっからよ…」




ボソッと言う慶。
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