歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
「あ!慶、sAra.、お疲れ〜」


すると、他のバンドメンバーがスタジオに入って来る。

そして全体の練習を開始した。


練習の合間、私の頭の中はさっきの携帯のことばかりだった。






………………
…………
……


練習が終わり、今はラジオ収録のためラジオ局へ来ている。

本番まで楽屋で待機している私は、さっきからずっと携帯とにらめっこしていた。



まだかなぁ?


にらめっこしているのは、もちろんプライベートの方の携帯。

五十嵐さんから、まだ連絡は来ていない…




もうとっくにスケジュール確認したのになぁ…

五十嵐さん、忘れちゃってるのかな?





コンコン


――!

楽屋のドアを叩く音。

私は携帯をバックにしまった。
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