歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
唇にリップを塗りながら言う紅。


「だね〜♪カウントダウンて、感動するもんね〜」


私はそう言って、ペットボトルの水を飲み干した。





「sAra.〜!紅〜!」


――!

すると、健二が私たちに駆け寄って来る。



「どうしたの?」


「なぁ…今日、慶の歓迎会やるんだけど来ない?♪」


歓迎会?

はしゃぎながら言う健二。




「ほら。最近忙しくて、ずっとやりたくても慶の歓迎会できなかったんだよね〜。今日はみんな都合いいみたいだし、お前らも来いよっ」

「へぇ〜。行く行く♪」


紅がニコッと笑う。


五十嵐さんの歓迎会かぁ。

行きたいな♪

あ、でも………



「sAra.は??」

「え!?」


私の顔を覗き込む紅と健二。



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