歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
「sAra.ちゃん?」

「………ン!?」


気がつくと…帰りの車に揺られていた私。

車の中で寝ちゃった私を、ちょっとデブ男のマネージャーの増田さん(マッスー)が起こしてくれた。




「さすがに疲れた?ゆっくり寝てるとこ悪いけど…家に着いたよ〜」

「…はーい……」


眠い目をこすり、荷物を持つ私。



「部屋まで送ろうか?」

「大丈夫!ひとりで帰れるよ…」

「本当?心配だなぁ。変なファンにつけられたりしないか??」


車から私のマンションをじっと見つめるマッスー。



「あはは、大丈夫だって!そうゆうのが心配だからって、セキュリティーがしっかりしてるマンション借りたんじゃん♪」

「あ…そうだったね(笑)じゃ、おやすみ!今日はゆっくり寝ろよ!明日は昼間には迎えに来るから」

「うん、おやすみ〜」


マッスーに手を振り、マンションのセキュリティーロックを解除して、自分の部屋へ向かった。
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