今、卒業する俺らへ
1章 再会?

黒人



まだまだ暑さの残る9月。


班替えをしてお前に出会った。
久々に近くで見たお前は、日焼けして
まっくろだった。

西川純也。
俺は7月に部活をすでに引退していて、
高校受験にむけて頑張らなきゃいけねぇ時期だったけど
仲間との思い出を作るほうが好きだった。

まわりも、まだ
“受験”という言葉から
逃げがちだったかも。
< 1 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop