今、卒業する俺らへ
1章 再会?
黒人
まだまだ暑さの残る9月。
班替えをしてお前に出会った。
久々に近くで見たお前は、日焼けして
まっくろだった。
西川純也。
俺は7月に部活をすでに引退していて、
高校受験にむけて頑張らなきゃいけねぇ時期だったけど
仲間との思い出を作るほうが好きだった。
まわりも、まだ
“受験”という言葉から
逃げがちだったかも。
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黒人