17歳の不良と6歳の殺し屋
そして、生徒たちはこれからコルトがどうなってしまうのか興味と興奮と恐怖と不安が渦巻き始めていた。
その頃、雫は機嫌を最悪に悪くしながら屋上へと向っていた。
階段をズンズン上がっていく。時々通りがかりの教師と擦れ違ったが、雫の剣幕に思わず大げさに道を開けてしまう程だった。
屋上の厳重に鍵が掛かっているその扉を雫は一発蹴り上げて開けてしまう。
妙に鍵が新しく、安物染みているのは毎回雫が壊しているからだ。
初めのうちは高く頑丈なものを使用していたが、雫相手ではまったく意味が無い。
だったら、安物を用意するしかない。何もつけないままでは他の生徒に示しが付かないのだ。因みに扉には雫に対する最後の抵抗の様に『立ち入り禁止!』と張り紙されている。
雫は屋上に入ると来た時と同じように乱暴に扉を閉めた。
フェンスから突き抜ける風がなんとも気持ちがいい。
その頃、雫は機嫌を最悪に悪くしながら屋上へと向っていた。
階段をズンズン上がっていく。時々通りがかりの教師と擦れ違ったが、雫の剣幕に思わず大げさに道を開けてしまう程だった。
屋上の厳重に鍵が掛かっているその扉を雫は一発蹴り上げて開けてしまう。
妙に鍵が新しく、安物染みているのは毎回雫が壊しているからだ。
初めのうちは高く頑丈なものを使用していたが、雫相手ではまったく意味が無い。
だったら、安物を用意するしかない。何もつけないままでは他の生徒に示しが付かないのだ。因みに扉には雫に対する最後の抵抗の様に『立ち入り禁止!』と張り紙されている。
雫は屋上に入ると来た時と同じように乱暴に扉を閉めた。
フェンスから突き抜ける風がなんとも気持ちがいい。