17歳の不良と6歳の殺し屋
なんで…なんて聞き返す程、雫は馬鹿ではなかった。雫はもう、そういう所まで来ているのだ。仕方がない。
「なんだ、殺したことないの?」
沈黙に響くのは、呑気な声。
顔を上げれば眠たそうな半目のコルダがいた。
「へ~君、翡翠の話じゃナイフとか腕で戦うんだって言ってたの」
「…まぁ」
「僕の国ではね、初めて使う武器は銃なの。それに慣れてからナイフを使うようになるの。」
「なんで?」
「血や肉の感触がダイレクトに感じるからだよ。本当に殺しが好きな人はそうやって楽
しむの。銃は身を守るためだったり早く事を終わらせたいっていう気持ちがあるんだと思うの」
コルダは真っ直ぐに雫を見た。雫もその視線に合わせていた。
そのせいか、翡翠の表情が段々なくなっていくのに誰も気付かなかった。
「戦争でどんどん強い武器を作るのは何故なの?」
「勝ちたいから」
「なんだ、殺したことないの?」
沈黙に響くのは、呑気な声。
顔を上げれば眠たそうな半目のコルダがいた。
「へ~君、翡翠の話じゃナイフとか腕で戦うんだって言ってたの」
「…まぁ」
「僕の国ではね、初めて使う武器は銃なの。それに慣れてからナイフを使うようになるの。」
「なんで?」
「血や肉の感触がダイレクトに感じるからだよ。本当に殺しが好きな人はそうやって楽
しむの。銃は身を守るためだったり早く事を終わらせたいっていう気持ちがあるんだと思うの」
コルダは真っ直ぐに雫を見た。雫もその視線に合わせていた。
そのせいか、翡翠の表情が段々なくなっていくのに誰も気付かなかった。
「戦争でどんどん強い武器を作るのは何故なの?」
「勝ちたいから」