17歳の不良と6歳の殺し屋
(フン、私らしくもない…)
胸が痛い。
自分の勝手な気持ちで
何も知らない少女を血塗られた中へ押し込もうとしている。
申し訳ない気持ちで一杯だ。
(だが、…それでも私は…)
引き返せない。今更。
静か過ぎる夜。
嵐の前の静けさ。
戦いの幕を上げていく。
「明日からたっぷり修行だ。覚悟しときなさい雫。」
ジャコッと銃を構える。
翡翠の翠の瞳には月と銃が映っていた。
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