17歳の不良と6歳の殺し屋

次の日からの修行は本当に酷なものだった。

倒れた木を持ち上げさせようとしたり、その木を使って斧一本で船を作れだとか訳の分からない事を言われたり。真上から岩を落とされたり、実弾を撃たれたり、と雫は「私をムキムキマッチョにしたいのか?!そうなのかっ?!!」と何度叫んだ事か。
その度に他三人はいい笑顔で「はい、追加」と語尾にハートを付けて来るのだからたまったもんじゃない。
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