17歳の不良と6歳の殺し屋

「なぁ、翡翠」

「何よ!」

「なんかかなりさっきから雫が物言いたげな顔してこっち見てるぜ?」

まさに、その通りだ。ハリスよ。

「でも、きっと喉が痛くて話せないの」

まさに、まさに、その通りだ。コルダよ。

「まったくもって使えない奴ね!!」

ひでぇ…

「ひでぇな」

「酷いの」



今三人の心は一つになった。とりあえず誰かまともに看病してくれ。


< 244 / 276 >

この作品をシェア

pagetop