17歳の不良と6歳の殺し屋
翡翠は長く深呼吸をして座りなおした。
雫もそれにならって話を聞き入れる体勢をとった。
「私はね、実は問題児なの」
「問題児?」
「そう、仕事は上手くこなすのだけど、大体単独行動でちょっと目を付けられてるの危ないっていうのもあるし、色々と好都合だから仲間が欲しいのよ。で、殺す予定だったお前は私の想像を遥かに超えた実力者だった。これは殺すには余りに惜しい。ボスも仲間になるのなら認めてくれるでしょう」
まるで、会社の取引でもしているかのような翡翠に雫はどうすればいいのかわからなくなってしまった。
「だからって…人殺しは…」
「うそつき」
ビクリッと雫の肩が動いた。
雫もそれにならって話を聞き入れる体勢をとった。
「私はね、実は問題児なの」
「問題児?」
「そう、仕事は上手くこなすのだけど、大体単独行動でちょっと目を付けられてるの危ないっていうのもあるし、色々と好都合だから仲間が欲しいのよ。で、殺す予定だったお前は私の想像を遥かに超えた実力者だった。これは殺すには余りに惜しい。ボスも仲間になるのなら認めてくれるでしょう」
まるで、会社の取引でもしているかのような翡翠に雫はどうすればいいのかわからなくなってしまった。
「だからって…人殺しは…」
「うそつき」
ビクリッと雫の肩が動いた。