17歳の不良と6歳の殺し屋

「は?…何言って…」

明らかなうろたえに翡翠の口元が上がる。

「雫、出会った時はまるでお人形みたな顔してたわね…でも、私がさっきここに来た時は、まるで餓えた獣だったわよ…?」

「そんな事…」


(ないって言えるの…?私…!!)


雫の心臓が早鐘のように鳴り響く。


「私達が来た時、こんな感じじゃなかった?」




『久々に…“自分の血が見れる”ってね』



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