17歳の不良と6歳の殺し屋
黙りこくってしまった雫に翡翠は言葉を選ぶようにした。

「ねぇ、翡翠。私達はある仕事をこなす為にお前を仲間にしたいの」

「…仕事?」

「そう、ほらあの馬鹿息子の事を覚えているでしょう?あの裏切り一家の始末。」


それを聞いた雫は目を丸くさせた。

「へ?」

「お前も最近迷惑してるんじゃない?脳みそミニトマトで出来た下品な刺客」

「まぁ、そうだけど…」


「復讐しましょうよ…」


それは、甘い誘い。


「弱い奴らが来るのを待つ?冗談じゃないでしょ?一気に根絶やしにしちゃいましょうよ?」

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