17歳の不良と6歳の殺し屋
雫はそのまま男達に連れられてどんどん人気の無い所へ入り込んで行った。
要約、目的地らしき所に着くと、
まぁ、定番だな。と雫は思った。
着いた場所は殆ど廃墟と化した工場。
今時こんな所があるのかと、ついつい感心してしまう。
(さーて)
雫は来る途中に全員の人数をかぞえ終えていた。
工場に、待ち伏せている奴はいなかったので雫の計算が正しければ、丁度40人程だ。
また豪く多勢で来たもんだと雫は苦笑した。
そこで、雫はハッとする。
(ちょっと、待て…こんなの…私じゃない…!!)
雫は己の口を覆った。