17歳の不良と6歳の殺し屋


相変わらず、煩い声。






(アア、ウルサイ…)





雫はフラフラと前に踏み出す。

呼吸と鼓動が早くなっていく。





「ねぇ…」




ゆっくりと顔が上がる。



「どうやったら…黙ってくれる…?」







ギラリと瞳が輝く鬼人が笑った。
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