17歳の不良と6歳の殺し屋
拳と銃器
さっそく学校に来てみればいきなり教師に捕まりなっが~いお説教を食らった。
朝早くに叩き起こされて痛む頭にはかなりキツイものがある。
というのも、昨日あの二人はそのまま雫の家に泊まったのだ。
雫はいつもどおり窓から寝床へ帰っていくのだとばかりに思っていたのだが
『お前は見張っていないと学校に行かないからな。』
『ちょっと待って…まさかここに…』
『狭くても文句はいわないわ』
『そういう問題じゃ…』
『うるさい。さっさと寝なさい』
『ぎゃッ!!』
ここで短い回想が終わる。
(嗚呼、そうだった。この頭の痛みは寝不足なんかじゃない…どっかの馬鹿餓鬼が銃で人の頭殴りやがったんだった…)
雫は一つ溜息を吐いて諦めたかの様に脱力した。