17歳の不良と6歳の殺し屋
そして二人は自然と身を潜めるようにして囁き合うように会話をしだした。


「今回のも外国人らしいぞ」

「へ~…」

「女子って帰国子女に弱いよな~」

「ああ、でも、あれはないよな~!!」


二人はクスクスと笑いあう。

雫はそれを流し聞きながら心のどこかで
(結局興味あるんじゃないか…)と転入生の話にやたらと詳しい二人に突っ込んでいた。
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