17歳の不良と6歳の殺し屋
「じゃ、入って来てくれ」

教師がそう言うと、ガラッと戸が開きスッと人が入り込んでくるのを雫以外の全員が大注目した。
瞬間、女子特有の耳を塞ぎたくなる様な甲高い声が教室を覆った。
雫はその声に顔を顰めながら、

(ホラー映画とか見る時の怪物出て来るシーンよりよっぽど女達の叫び声の方が心臓に来るんだよな~)

と今に関係ない事を考えていた。

しかし、未だに女子の声が途絶えないのでチラリと教卓を見るとそこには今まで見たことのない人種がいた。
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