17歳の不良と6歳の殺し屋
「コラ!失礼だろ!!」

教師がそう怒鳴るも中々生徒は静かにならなかった。
教師は諦めたかの様に溜息を吐くと、真ん中辺りを指差して「あそこに座ってくれ」と指示をした。

「はい!」

と元気良くニコやかに微笑むとコルトはズンズン進んでいき、あっという間に自分の席を通り越してしまった。

「こ、コルト君?」

教師が戸惑いながら言うのを無視してコルトはなんと、雫の目の前で立ち止まった。
一瞬にして凍りつく室内。
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