イケメンゴースト
「あー。てきとうに座ってていいから」
「うん」
私は、部屋にある冷蔵庫からコーラを取り出す。
「なぁ。転んだって言ってたけどさ、本当にいいの?」
「なにが?…てか、私の親、少し優しすぎるって言うか…」
「過保護??」
「あー。うん。そうそう。
過保護!!だから色々大変なんだよね……」
「そっか…。まぁ杏は愛されてるもんな」
「なんでさ??」
「んー」
急に純の顔が目の前に迫ってくる。
「な!なに?」
「あぁごめんごめん。まだ腫れてんなぁって思って」
「あっそう」
純は顔を隠しながら話す。