イケメンゴースト
新たな事実★★
「夏ー」
「んー?」
「退院っていつできるの?」「えーっと、2週間後だったと思う」
夏は私を抱きしめながら話す。
そのせいで、息が耳にかかってくすぐったい。
「でも……スポーツはまだしちゃいけないんだ」
急に夏の表情が曇る。
「俺、バスケやりたい」
「わかるよ。気持ち……でも今やったらもぅ出来なくなっちゃうかもしれないよ…?」「…そうだよな。もぅ少しの我慢だよな」
曇っていた夏の顔が一気に明るくなる。
よかった。
私はやっぱり夏の笑った顔が好きだぁ。