イケメンゴースト

「小日向さ〜〜ん!」
「ん?」

後ろから名前を呼ばれて振り返ると純がいる。

「あれ?部活は??」
「休んだ」
「そう……かぁ」
「どうした??」

私の手からスクバをとって、自分の肩にかけると純は聞いてくる。

「ありがと……」
「いえいえ。これ重いじゃん」
「そっかな?」
「だいぶ重い……」

純は話の途中で私に携帯を見せてくる。
< 184 / 346 >

この作品をシェア

pagetop