イケメンゴースト

「純」
「…ん?」

夏純を部屋に連れてってから下におりる。

純の耳元で名前を呼ぶと、純は目を薄く開けた。

「体調は?」
「だいぶよくなった」
「そっか」
「あぁ」

でも、まだ辛そうな純に
体温計を渡す。

「はかって?」
「あぁ」
純は体温計を脇にはさむ。
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