ココとマシロ

「…なにが嫌なんだ？なぁ、今何考えてる？」

「……」

「このままずっと学校こないのか？前は違ったじゃねぇか。オレら、何かしたか？」

「……」

「おい、なんとか言えよ、こっちくらい見ろよっ」


わからないからこそつい、イラついて威圧的な態度になってしまう。違うんだ、そうゆうつもりで来たんじゃないと自分自身に言い聞かせながら直哉は大きく溜め息をついた。


「…あのさぁ、急に嫌だとか言われて学校も来なくなって…完全に嫌われてるのは分かってるけどさ、少しくらいはなんか言ってくれてもいいんじゃねぇの？ほんとに、心配してんだよ。あの日なんか普通じゃなかったし。…ほんと、なんでなんだ？何があった？何かしたか？なぁ、教えてくれよ」