世界で一番愛してる
学校を抜け出したぁたしは、無意識に、近くの橋の前に立っていた。
ここなら、川の流れも速いし、いけるかも。
橋に手をかけた時…
ポケットに閉まった、携帯が鳴った。
新着メール1件。
メールの相手は、さっきのサイトだった。
書き込みに、コメントがあったらしい。
接続して、コメント内容を見てみる。
《まぁ、恋なんてそんなもんじゃねぇの?
でも、お前、死ぬとかバカな事、考えんじゃねぇーぞ
人間、生きてりゃ良いことある!》
ぁたしが今置かれている状況と一致して、この人がどこかで見てるような気がして、辺りを見回す。
でも、そんな感じの人はいなくて…
なんてバカな事をしようとしていたのだろうと、つくづく、反省した。
コメント返信。
《ありがとう
おかげで、正気になった》
知らない人だった。
初めて出逢った人だった。
ぁたしの運命の相手は、こんなにも近くて、こんなにも身近にいたなんて…