世界で一番愛してる


ぁたし、渡部麗華。

中学1年生。

髪の毛は赤毛。
はぃ、染めました。

耳にはピアス。
首もとにはネックレス。

短いスカートに、出したYシャツ。

着崩したジャージはもちろんの事。


先生に対する反抗は、誰にも負けない。

いわゆる…

不良だ…。


「こら、麗華
学校に携帯持ってくんじゃない!」

「うっせぇなぁ
携帯ぐらいいいだろハゲ」


ハゲた教頭に、鋭い目を向ける。

「ハゲとはなんだハゲとは!」
「黙れカス」


そう吐き捨て、例の場所へと向かう。

「お前、またさぼりかよ」

「お前こそ」

こいつは、ぁたしの従姉妹、翔子。

でも、姉妹みたいなもん。

ぁたし達は同い年。


「翔子は何でいんだよ」

「んん゛ー
国語だからサボリ
麗華は?」

「ハゲとケンカした」

「またかよ」


「こらこら二人とも
保健室は静かにしなさい」

保健の先生、優子ちゃんが、ぁたし達をなだめる。

「はぁーい」




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