世界で一番愛してる


「ふわぁー
よく寝た」

ベッドから起き上がり、周りを見渡す。

「ねぇ優子ちゃん
翔子は?」

「もう次の授業行ったよ」

「マジ?
やっべー
また来る!」

階段を駆け上がり、クラスへと急ぐ。

ぁたしと翔子は同じクラスじゃないケド、次の授業は体育。

ぁたしの大好きな体育だから、出なきゃ!


「うっわ
もう、15分も過ぎてんじゃん」

ジャージに着替えて体育館へと急ぐ。

ガラガラ。

「麗華!
遅い
何やってたんだ!」

「うっせぇなぁ
こっちでも説教かよ」

「ちょっと来い」

体育担当の長野が腕を引っ張る。

「離せよ
体育しに来たんだよ
体育くらいさせろよな」

「それじゃあ話しは終わってからだ」


長野はそそくさに、忘れ物をしたと、職員室に戻っていった。



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