世界で一番愛してる
靴を履いて、今度は学校から猛ダッシュ。
学校から少し離れた路地裏。
ぁたしと翔子は、地面に腰掛け、煙草に火を付ける。
「ふぅ」
煙を吐きだしながら、携帯をいじっていると、翔子が口を開いた。
「修斗君と別れたの?」
「別れたっていうか…
ぁたしは、別れるつもりない」
「そっかぁ、だよねぇー
8ヶ月も続いてんだもん」
「まぁねぇ
でも、修斗にとっては、重いのかも」
「そっかぁ」
やっぱり、修斗が好きなんだなぁ、ぁたし。
修斗と別れるなんて、考えもしなかったし…。
「っ///
麗華!
あれ…
修斗君じゃない?」
「はっ?」
翔子が指差すほうを、見て、体が固まる。