世界で一番愛してる
次の日。
「ねぇ、修斗
ぁたしさぁ、
修斗と別れる」
静かな、保健室の中。
二人きりで、ぁたしは、話し始めた。
「やっぱり、修斗にとって、ぁたしは遊びでしかなかったんだよね…
今までありがとう」
お日様が、ぁたしと修斗を、優しく包み込む。
「ありがとな
でも俺、お前の事、遊びだなんて思ったこと一度もねぇから
お前なら、もっといい恋できるよ」
じゃあなと、ぁたしの頭を軽く撫で、去って行く修斗。
ぁたしにとって、修斗が全てだった。
修斗がいなきゃ、この世界にいる価値なんて、無いよ‥
溢れ出る涙と共に、頭の中で蘇ってくるのは、修斗との楽しい日々。
ありがとう、修斗。
今まで…
ありがとう。
携帯を取り出し、サイトに接続すると、本文を打ち込んだ。
《失恋って、こんなに悲しいものなんだね》
書き込み完了の文字を確認し、携帯をパタンと閉じた。