彼の隣に生まれついたのは、偶然じゃなく必然だった


「ん。おはよ。ってか何見てんの?///」

照れる彼が、そう言ってあたしから目をそらす。

そんな姿が可愛くて。

笑ってしまう。


幸せって、何かって聞かれたら

きっと、今この瞬間のこと言うんだ。


「おはよう。寝顔も可愛いなって思って見てた☆」

「は?意味わかんねー。ってか今何時だよ。」


こんな仕事してるのに、こーっやって照れるところは

昔と変わってなくて。

それがすごく嬉しい。


大人になった祐輔。

この6年は、確実にお互い成長してるはずだけど

変わらないモノもある。


ずっとずっと、きっと変わらない。


それが心地よくって、ほっとする。






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