彼の隣に生まれついたのは、偶然じゃなく必然だった


その時の事は、今でも覚えてる。

もう恥ずかしさも消えた、何度したか分からない何時ものセックスの後だった。

祐輔の部屋で、夕日が窓から差し込んできてた蒸し暑い日。

おじさんとおばさんは仕事で、妹は外に遊びに出てた夏休み。

祐輔の匂いがする布団の中で、あたしはショックですぐに言葉が出なかった。

当然のように、大学も地元で一緒に通えると思ってたから。

そこから半年、受験の傍ら、あたしはずっと考えてたんだ。

精神的に、余裕がなくなってた。

言わずには、いられなかったの…


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