誓うよ、永遠に。



ママと若菜さんは声を押し殺して泣いていて、パパと武瑠さんはずっと俯いていた。




渉と私だけがこの状況をはっきり理解出来ていなかった。



その空間が数分たち、今度はパパが顔をあげて話出した。




表情は今までより少し明るかった。




「そして、2人は別々の人生を歩むことになった……。


でも、俺たちは2人を信じることにしたんだ。


いつか記憶が戻り、子どもと3人で暮らす日がくると…………。


そして、16年もたってしまったが、やっときたんだ」




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