誓うよ、永遠に。


他の皆も、パパの説得力ある話を聞いて、とても嬉しそうな顔をしている。




……………なぜ??




私は、頭の中にその言葉しかなかった。
パパもママも、若菜さんも武瑠さんも何が嬉しいと言うの??


「何が………」




消え入りそうな声で、私はぽつりと、呟いた。


そこにいた、全員が私をみた。


私は、さっきより声が震えながら言った。



「何が…嬉しいの……?」



私は、微かな笑顔で言った。



パパは、笑顔を壊さず、私に向かって言った。





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