誓うよ、永遠に。
side 渉
「はあ」
俺のため息が部屋に響く…。
俺はアイツの声を聞いてると元気が出るけど…
切った後はいつも寂しい
そう、思い始めたのはあの日からだ。
海が花恋に告白した日だ…。
海は花恋の手をとって行ってしまい
俺は実桜をつれて屋上に行った
俺と実桜は誰もいない
屋上で2人で横になった
自然と2人で手を重ねあっていた
実桜の手の温度は心地よくて
ずっと握っていたいと思った
そう思うのは俺がアイツを好きだからと思う
でも、俺にはそんな勇気なんてないんだ……。
好きだから苦しめたくない