誓うよ、永遠に。
実桜は、ぽかんとした顔で俺の目を見つめた。
月明かりが、俺たちを綺麗に照らした瞬間だった
「どういう意味?」
実桜は、若干涙声で言った。
俺は、実桜の身体を自分のほうに引寄せ、抱き締めた。
当然のように、半分馬乗り状態だった。
俺は、気にせず口をひらいた。
「つまり、俺らが海達に持ってる感情は恋とかじゃないんだ。
ただ、今まで絶対に隣にいた存在が、離れていって自分が、孤独に感じるのが怖いだけなんだ。」