誓うよ、永遠に。



実桜は、ぽかんとした顔で俺の目を見つめた。



月明かりが、俺たちを綺麗に照らした瞬間だった



「どういう意味?」



実桜は、若干涙声で言った。



俺は、実桜の身体を自分のほうに引寄せ、抱き締めた。



当然のように、半分馬乗り状態だった。



俺は、気にせず口をひらいた。



「つまり、俺らが海達に持ってる感情は恋とかじゃないんだ。



ただ、今まで絶対に隣にいた存在が、離れていって自分が、孤独に感じるのが怖いだけなんだ。」






< 136 / 166 >

この作品をシェア

pagetop