誓うよ、永遠に。



俺が、話終わると
実桜は、俺の背中に手を回してきた。



そして、少し明るい口調で言った。





「渉は、すごいね。


私は、そんな風に思ったことなんて、一度もなかった。

花恋への、気持ちは
渉が言うように、依存に近いのかもしれない。



でもね、私は、依存を止めるわけには、いかない。」


実桜は、強く俺に言い放った。



俺は、言葉に困った。
そして、ふと公園の時計が視界を掠めた。






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